税務署が悪質、悪質でないと判断した場合の税金
税金は必ず払いましょう!
海外FXで得た利益を
確定申告しなかった場合
税務署が悪質でないと判断すると
下記の2つの税金が掛かってきます。
目次
悪質でないと判断された場合
延滞税
納税期間までに納付しなかった場合の
遅延利息にあたる
無申告加算税
申告しなかった税額に対して
15~20%余分に払うことになる
悪質だと判断した場合
税務署が悪質だと判断すると
延滞税・無申告課税の他に
重加算税も上乗せされます。
重加算税
重加算税は本来の納税額の40%です。
更に悪質と判断された場合
他にも悪質だと判断されると
懲役刑を課せられる可能性があるので
確定申告を必ず行って
確実に税金を納めてください!
20万円以上で確定申告が必要
サラリーマンなどの場合は
海外FX口座などで
利益が20万円を超えると
確定申告が必要となります。
海外FX口座は総合課税
海外FX口座の税金は
勘定科目は雑所得です。
総合課税扱いなので
海外FXでの利益
キャッシュバックなど
利益が出た場合は
累進課税が適用されています。
これは利益が出れば出るほど税率が上がる
という税金になります。
具体的な税金の額
20万円以上195万円以下の所得で
15%の税金発生
195万円以上330万円以下の所得で
20%の税金発生
330万円以上695万円以下の所得で
30%の税金発生
695万円以上900万円以下の所得で
33%の税金発生
900万円以上1800万円以下の所得で
43%の税金発生
1800万円以上の所得で
50%の税金発生
となっています。
累進課税は
利益が多くなればそれだけ
税率が上昇していきますが
~195万円以下ならば
税率15%なので
国内FXよりも
納税額が安く済みます。
195万円以下の利益だと
税率は総合課税のほうが低くなり
15%になります。
330万円以下であれば
申告分離課税と同じ
20%になります。
これ以上の利益になると
税率は最大50%になります。
海外FX業者で運用した場合
195万円以下の利益だと
総合課税の方が
税率が15%程度低くなる
と言われています。
330万円以下の利益だと
申告分離課税と同じ20%程度。
これ以上の利益になると
税率が50%になります。
国内FXでは
どれだけ利益が出ても
税率20%で統一されています。
海外FXでは
総合課税になるので
税率は利益が増えるごとに
税率が上がっていく仕組みです。
195万円以下の利益だと
税率15%になります。
195万円から330万円までなら
税率は国内FXと同じ
税率20%になります。
FXの海外口座の税金や確定申告について
海外FX口座で得た
利益については
税金を納める必要があります。
海外の口座だからばれない方法があるのでは?
なんて考える方がいますが
これは絶対にダメ!
税金を払わないましょう。
払わないと最終的に後悔しますよ。
注意点
海外FXの税金に関しては
注意点があります。
・損益通算できない
・損失の繰り越しができない
損益通算できない
海外FXと国内FXは
課税方法が違うので
損益通算ができません。
また給与所得などとも
損益通算できないので
注意が必要です。
損失の繰り越しができない
国内FXとは違い
海外FXの損失は
繰り越すことができません。
国内FXであれば
個人では3年間
法人では9年間の損失を
繰り越すことができます。
そのため
国内FXの場合
去年100万円の赤字で
今年150万円の黒字であれば
今年の課税対象は50万円になります。
しかし海外FXの場合は
去年どれだけ赤字であっても
今年の150万円の黒字が
課税対象になってしまいます。
税金を良く知らないと
確定申告でミスする可能性が高いです。
しっかりと把握しておいてくださいね!