税金制度が国内FX業者と海外FX業者では異なります

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海外FX口座で運用すると
海外ということから

納税や確定申告が必要ない!

と考えている方がいますが
居住地が日本である限り

納税や確定申告から逃げれません!

海外FXの利益について
納税が必要になることを
知らない方が多いです。
納税は知らなかったで
許してもらえないので
税務署の判断次第では
刑罰の対象になる可能性が・・・

 

目次

1年の利益が20万円を超えると確定申告が必要

一般的に
1年間の利益が
20万円を超えると
確定申告が必要です。
確定申告をすることで
税金の金額が決まります。
税金は国内FXと異なり
総合課税というものになります。

 

税金計算が異なります!

 

 

税金の計算

国内FX業者の場合
発生する利益額がいくらでも
一律で20.325%が課せられる
申告分離税になります。

(例)100万円の利益がFXで出た場合
100万円 × 20.315%
= 20.315万円の税金になります。

参照サイト 国税庁HPNo.1521 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係

 

海外FX業者の場合
総所得に応じて税率が決まる
総合課税になります。
課税対象金額ごとの
総合課税の税率は下記になります。

国内・海外FXの違いを
税金で見ていくと
国内FXは申告分離課税になります。
こちらの場合は
一律20%と決まっているため
比較的わかりやすいですが
利益が少ない時には
税金の分
損をしてしまうこともあります。

 

195万円以下だと

海外FXでは
総合課税になります。
この総合課税については
雑所得と呼ばれています。
こちらは、利益によって
税率が変わってきます。

195万円以下の利益だと
税率は総合課税のほうが低くなり
15%になります。
330万円以下であれば
申告分離課税と同じ
20%になります。
これ以上の利益になると
税率は最大50%になります。

海外FX業者で運用した場合
195万円以下の利益だと
総合課税の方が
税率が15%程度低くなる
と言われています。
330万円以下の利益だと
申告分離課税と同じ20%程度。
これ以上の利益になると
税率が50%になります。

国内FXでは
どれだけ利益が出ても
税率20%で統一されています。
海外FXでは
総合課税になるので
税率は利益が増えるごとに
税率が上がっていく仕組みです。
195万円以下の利益だと
税率15%になります。
195万円から330万円までなら
税率は国内FXと同じ
税率20%になります。

 

 

経費が認められる

総合課税だと
経費が認められることから
FXで得た利益を出すための
必要経費は確定申告で
経費計上することができます。
たとえば、海外FXをするために
・新しくパソコンを購入
・取引するための通信料
・FXの書籍などは
経費として認められるので
年間100万円の利益でも
経費が50万円かかっているなら
課税対象となる利益は

利益100万円-損失50万円=50万円

となります。

利益を残すために
税金のことを考えて
利益を積み上げた方がいいですね。


TOMO